はじめに
S9お疲れ様でした。今回私は並々ならぬ想いでこのランクマッチに潜っていました。なぜなら、相棒のエルフーンが来シーズンから使用禁止になるからです。最後にエルフーンと共に心中するつもりで戦い抜きました。結果的に剣盾初となるレート2000を達成でき、満足のいくフィナーレを飾れました。
以下常体
構築経緯
エルフーンは追い風を撃つときに手をパタパタさせるのだが、これが宇宙一かわいい。よって、エルフーンで追い風始動することから構築を開始。
追い風+ダイマでよくね?と思っていた時期もあった。しかし、トリルにも言えることだが、シングルにおける追い風はダイウォールや襷でターンを稼がれるとすぐに巻き返されてしまう。そこで、相手のダイマすら非ダイマで破壊できる鉢巻ウオノラゴンを採用。
残ったのがダイマ枠なので、ウオノラゴンが苦手とするポケモン(ドラパ、ギャラ、エスバ、キッス、ミミッキュ)にダイマ同士で勝てるポケモンをラス1に置くことにした。ジバコイルが見つかったので採用。
その他、重めだったカバギャラミミッキュポリ2の並びを崩せる特殊エースバーンを入れ、ウオノラゴンでは勝てないゴリランダーやキッスへのスイーパーとしてスカーフドラパルトを採用した。
最後の一枠は自慢の受けル対策としてメトロノーム悪ウーラオスを入れて構築が完成した。
個別紹介
エルフーン@気合いの襷
特性:いたずらごころ
技構成:ムーンフォース/がむしゃら/みがわり/追い風
ひかえめCS余りB
135-*-106-141-95-168
最強ゆえに来シーズンから禁止カードになるポケモン。嫁。
基本的に初手に出して追い風を吹かせる。多少でも削りさえすれば裏のポケモンが馬鹿みたいな火力で押し切れることが多いので、削りの入れ方は特に意識した。ポリゴン2 の初手ダイマダイアイスでよく飛ばされたので、初手ダイマが来そうなときはみがわりから入るようにした。キッスには追い風→がむしゃらと入ることでスカーフ運ゲーを回避するようにした。が、再戦の際、特にこの動きが読まれやすくミミッキュに交代されたので、ミミッキュ入りにはムーンフォースを撃つようにした。ウーラオスはスカーフならとんぼをしてくるので、裏のジバコイルを読んでがむしゃらから入るなどした。
ウオノラゴン@こだわりハチマキ
特性:がんじょうあご
技構成:エラがみ/げきりん/サイコファング/ねごと
ようきAS余りB
165-142-121-*-100-139
追い風状態でエラがみを押すだけで無振りエースバーンを4体倒すことができる最強ポケモン。これはタイプが変わったダイマックスエースバーンを一撃で倒すことができる上、ふいうちをされても後攻エラがみで倒すことができるということを意味する。
基本的にはウオノラゴンで負担をかけ、ラス1ダイマックスで勝てるようなプランを考えて動かした。
特性:アナライズ
ひかえめH244C252S12
176-*-135-200-110-82
追い風下で最速ミミッキュ(96族)、最速ウーラオス(97族)抜き
技構成:ライジングボルト/ラスターカノン/はかいこうせん/きんぞくおん
ウオノラゴンエースバーンで勝てないと判断したギャラ、ドラパ、その他エスバ、キッス、ミミッキュ、ポリゴン2 とダイマ同士の撃ち合いで勝てるポケモンを探した結果辿り着いた。自分がジバコを使い始めたタイミングで「ラス1ダイマ同士でギャラ、ドラパ、エスバ、キッス、ミミッキュ、ポリ2に勝てる神ポケモンいませんか」とTwitterでも聞いてみたところ、強者のカオスさんが、「これなら弱保頑丈ジバコイルでいけそうです」と教えてくれたので折り紙つきである(自信をもって採用できたのでマジでありがたかった)。偶然にもジバノラゴンの並びができてしまった。
ダイマ前提なのでアナライズにした。H振りカバルドンすら交代際にダイスチルをぶちこめたらワンパンできる、あたおか火力がやめられない。今期ダイアースを標準搭載していたのでギャラ、ドリュウズがいなければ基本的に出した。きんぞくおんはダイウォールにするための技であれば何でもよかったが、たまに受けルーパーに見せびらかすなどした。
エースバーン@命の珠
特性:へんげんじざい
うっかりやH28-A132-B44-C244-S60
159-153-101-127-85-147
ギャラドス抜き。ウーラオスのすいりゅうれんだ耐え
オーバーヒート/エレキボール/ダストシュート/とびひざげり
世界の真理。最終1週間になってから育成した両刀型。カバギャラポリ2 ミミッキュのような並びに出したり、上位で多かったウーラオスジバコの並びにも出していった。
がむしゃら追い風と合わせてダイアシッドをうつUBのような戦い方ができる。トゲキッスやアシレーヌにも撃っていけるのが強かった。ダイアシッドさえ積んでしまえばH振りカバをキョダイカキュウでワンパンできる。
特殊は流行ると弱いと言われていたので手を出していなかったが、実際に使ってみると十分すぎる火力があり、一切の使いにくさを感じさせることのない最強ポケモンであった。
ドラパルト@こだわりスカーフ
特性:すりぬけ
ひかえめCS余りD
163-*-95-167-96-194
技構成:シャドーボール/りゅうせいぐん/かえんほうしゃ/10まんボルト
ゴリランダーをエースバーンで倒しきれないため、ダイジェットを2回積まれた場合のケアが効くように入れた。同じく倒し損なったトゲキッス等にも出していける上、パッチラゴンやウオノラゴンにも圧力をかけられるのが良かった。
いじっぱりH12A252D92S152
177-200-120-*-92-136
みがわりがドヒドイデのねっとう確定耐え(みがわりは無くなったがSも要らなかったのでこのままにした)
技構成:あんこくきょうだ/インファイト/アイアンヘッド/ビルドアップ
受けル対策として思い付いた自慢の最強ポケモン()
ドヒドイデのトーチカを許さず、バンギにも有利なため採用。てっぺきランクルス入りの壁展開構築にも出していけたのが良かった。
ピクシー対策でアイアンヘッドを搭載した。何戦もしてピクシーが重いことが分かった後になってアイへを採用したため、実際にピクシーに撃った記憶はない(一度ダイスチルでトゲキッスをぶっとばした)。今回の構築はドヒド+ヌオー(ドドン)+ピクシーのような並びで出されることが多かったので、上手くドヒドにあんこくきょうだできれば勝ちやすい。相手は再生連打しても、何が起こっているのか分からないまま気づいたときには受からなくなっている。という気がして気持ち良かったです。結局上手いプレイヤーには負けるので過信は禁物。
選出
・基本選出
・対ギャラドス入りや対ウーラオスジバコ
エルフーンエースバーンドラパルト
(結局追い風+ダイマしとるやないか〜いと突っ込まれそう)
その他使った没ポケモン
ウォーグル@アッキのみ
ギャラやウインディに強そうな見せポケとして入れたが、普通に選出された。それもあってエスバを特殊にした。追い風ナックルは良かったがカバで止まるのが微妙。
ジュラルドン@達人の帯
(ラスターカノンりゅうせいぐん10万ボルトソーラービーム)
追い風からカバギャラに圧力をかけつつ削りを入れ、裏のエースバーンを通すプランを考えていたが、ジバコイルで止まることに気づき、すぐにやめた。
ヒヒダルマ@スカーフ
対ゴリランダードラパルトに採用した。エースバーンがゴリランダーにダイジェットを2回積まれて負け、そのまま上から落とされるケースが多かったのでドラパルトに変えた。
構築名
ウルトラエルフノラゴン・ジ・エンド
最後のエルフノラゴンという気持ちで潜ったので。
エルフノラゴン
ジバコイルエースバーンドラパルト
ウーラオスが残ったのでウルトラと付けた。
結果
最終183位・2017
以下敬体
最後に
今期はウーラオスのおかげか天敵のギルガルドがいなかったおかげでエルフーンが過去一動かしやすかったです。見た目としてはウーラオスジバコイル、ジバコイルウオノラゴンが無意識に出来上がっていたので完成度が高いパーティーになったのではないかと自負しております。シングル、ダブル共にエルフーン入りで戦い抜けて楽しいシーズンでした。
来シーズンからエルフーンが出禁ということで、しばらく山にこもることにします。
以上です。お読みいただきありがとうございました。
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