はじめに
シーズン16お疲れ様でした。上位禁止シングルの記事を残そうと思います。
それと最後に総合レートの雑感を書いてます。
以下常体
構築の概要
上位禁止シングルでは高耐久ポケモンであるカバやレヒレ、ミミッキュがいないため、素早さがとにかく重要な環境であった。そこで、止まりにくい高速高火力かつ強引な道連れによる1-1交換ができるサメハダーをメガ枠とした。先発で運用しやすく1-1交換が安定するペンドラー、終盤の1-1対面で勝利を掴みやすいノーマルZポリゴンZを主軸とした。補完として重い猫だまし組に対するメタのスカーフズガドーン、ジャラランガ対策枠としてエルフーン(だったがペンドラーサメハダーが重かったので最終的にファイアロー)、ルガルガンが重かったのでそれを見れてついでに耐久ポケモンをチョッキンできるグライガーを採用した。
個別紹介
ペンドラー
じしんで倒せるポケモン(ウツロイドなど)にはじしん、どくどく+がむしゃらで積極的に対面処理を行う。裏で困らない相手が対面しているときはどくびしでアドを稼ぐ。素早さラインもほぼ上がいないのでとにかく先発が安定してめちゃくちゃ強かった。シングル個体有用だがミミロップの猫+恩返しなどを耐えるので調整はこれで良かった。性別本当は雄です。努力値とかいじってたら性別間違えました。
サメハダー
最強ポケモン。かみくだくで全てを粉砕する。アシレーヌにムンフォうってくださいとお祈りしながら道連れしていたのはいい思い出。サイコファングはジャラランガ、ミミロップを倒せるので必須だった。キュウコンのオーロラベールを破壊できるのも楽しい。H252アシレーヌも確定2なので択次第では突破できた。
ポリゴンZ
サメとペンドラーで取ったアドをきっちり勝利にするポケモン。Z破壊光線+破壊光線で最大2体持っていくこともできる上、猫だましを無効にできるゴーストテクスチャーは安心感があった(チャーレムメタ)。ラティやクレセリアへの打点となるのも良い。グライガーが流行っていたのでれいとうビームは普通に強かったが、悪巧みや騒ぐでも良かったかもしれない。
ズガドーン
自慢のスカーフズガドーン。メガミミロップ対策枠。オバヒでメガミミロップを確定1発、猫だましを2耐えできる。(=猫+電光石火耐え)
あとカイロスなんかも先制があるのでBは振り得であった。
ちなみにこいつの種族値はH53-B53であのポッチャマと同じらしい。
ホルードの電光石火に受けだして圧をかけることも可能。
このラインまで振って残りを素早さに振り切ると準速100族抜きとなるのが美しかった。実際は陽気の方が多かったが、一度スカーフムクホークの上を取ったのでこの調整が活きたと言えよう。
ファイアロー
ジャラランガ対策の疾風の翼エルフーン(ASファイアロー)。エルフーンだとどうしてもペンドラーやサメハダーがきつかったので急遽ファイアローに変更した。終盤までは少なかったのでエルフーンで問題なかったのだが。。。
まもると燕返しははやてのつばさを無くさないためのもの。普通にぶっ壊れ性能ではあった。
グライガー
なんか流行っていたグライガー。耐久が高く後攻とんぼで対面操作ができ、高耐久ポケモンをギロチンで処刑する。その上自分はめんえきで毒無効。
重かったベトベトン、バルジーナ、ブラッキー、ルガルガンに刺さりとても強かった。トリル対策にもなる。こんな宇宙ポケモン見つけた人はすげぇよ。
途中まで使っていたエルフーンの型はCDカムラエルフーン。詳しくはひやしうめさんの記事を参照。
以下敬体
終わりに
多少なりともマイナーポケモンを好む性質上、1900を目標に潜っていましたが、自分の中での結論に至るまで時間がかかりすぎてしまいました。結果過疎には勝てず最高1834、最終1802という結果に終わりました。とはいえシングルルールのスペレの考察は楽しいので8世代以降でもこういう機会があれば頑張りたいと思います。
総合レート雑記
S16は総合レートに挑戦していました。
最初に立てた、無茶を承知の目標プランとしては
序盤:スペレで1900
中盤:ダブルとWCSで1800
終盤:シングルで2000
というものでした。(進行具合で目標の修正は行う)
スペシャル
まずスペレで1900を目指すあまり、かなりの時間と日数を費やしてしまいました。1834から溶かして17帯を彷徨い、なんとか18に戻して終了。後々思えば過疎を感じた時点で撤退した方が良かったです。(もちろん盛り上がっていたときであっても1900までは上がれていなかったと思います。)このルール、序盤はシングルぐらい盛り上がっていたので見通しが甘かったです。
ただ、そのあたりから日程プランを考えなおし、シングルは最終3日あればなんとかなるだろう、9/3までだから8月中は他ルールを優先しよう、という傲慢な考えになってしまっていました。
wcs
同時進行で他ルールも進めてはいましたが、これが後に響き、そもそも得意ではないダブルと、ウルトラルールやったことがないWCSにも時間を割かなければならなかったのが相当厳しかったです。ムーンルールまではやったことがあったので、その知識で通用するだろうと甘く考えていたのですが、これが全くの別物でビックリしました。ぶっちゃけムーンルールまではゼルネアスとカイオーガさえなんとかすればなんとかなったのですが、環境が言わばレックウザ一匹で全然違うものと化していて大変でした。
これはまずいと思い、予定を1700に変更。
構築を考えつつアドバイスをもらいながらなんとか無事そこまでは勝ち切ることができました。
ダブル
ダブルですが、今回なんとリアルでたまたま出会った人がダブルの強者(サナガエン使い)だったこともあり、モチベが暴走しました。「封印爆発シルヴァディとか考えてます。こういう構築で...」と相談したら、「いいんじゃない、1800はいけると思うよ!」と背中を押してくれました。
ちなみにWCSの構築も相談したら、的確に改善点を教えてくれました。めちゃくちゃありがたかったです。
あと、なんとなく使ったことはあるし、強いとは一般的に言われているけれど実はよく分かっていなかったものがあったので質問しました。
「サナガエンって何が強いんですか?」
返答に悩みつつも
「色々と誤魔化しが利くところやな」
と、答えてくれました。その後も多くのことを教えてくれました。
個人的にサナガエンに対して思っていたのが、全部素早さラインが同じようなもので、追い風とトリルを状況に応じて使っていくものだと思っていました。
しかし実は全然違って、一括りにサナガエンとは言っても、素早さは人によって全然違うし、追い風メインで使うサナガエンとトリルメインで使うサナガエンが存在するということを知りました。要は自分の中で強いムーヴはある上で、相手によって行動を多少変えることになるということでした。その教えもあり、サナガエンを使って1800を超えることができました。過去のwcsルールではあったのですが、ダブルレートで1800を超えたのは初めてだったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。
シングル
さぁ残るはシングルだけですが、普段シングルは構築を模索しつつ相当数の対戦数を稼いでいます。ですが今回は、最終3日あればなんとかなる、という考えのもと潜っていたので、新構築の試運転はほぼせずに勢いだけで誤魔化していました。8月中に1900に乗れたはものの完全に煮詰め切れていませんでした。そんな中迎えた9月1日、気づいてしまいました。あと2日しかないということに。
3日あればいけるから8月中は大丈夫、と思っていましたが、9/3は火曜日で午前9時までなので、実質9/1と9/2の夜しか残っていません。3日あると勝手に思い込んでいたところが2日しかない気づいたときには時すでにお寿司。最終日の夜はレートを溶かしつつ寝落ちしていて、気づいたら朝になっていましたとさ。めでたしめでたし。
結論:総合レートは難しい。そして剣盾発売によりこのPGLシステムもS17が最後のシーズン。悔いの残らないようにしましょう。来期はシングルを頑張ろうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。